2022.5.1(Sat)
AKIHIDE
「Angya」season1
at 福岡 ROOMS 2nd
ありがとうございました!
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続きまして2ndです。
まさか、「メモリーフィッシュ」以外全部曲が異なるだなんて…!驚きです。
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*SET LIST
1.Lapis Lazuli
2.LOOP WORLD
3.月と星のキャラバン
4.ありふれた物語
5.世界は踊る
6.星追いの少女
7.メモリーフィッシュ
-EN-
1.clapping in the rain
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番号はそんなに変わらないので、今度は上手側に。
でもちょっと座席選びをミスったな。
手元が見えない~!
静岡はもう少し考えよう。
キーホルダー、5つ買ったらご当地コンプリート+めんたいこだけ被っちゃったのですが、お近くの席の方(しかもフォロワーさんのお友だちさんだった!)と交換してもらえて、シークレット以外全部そろいました…!
うれしい。
ありがとうございます!あきめんたいこ!
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溶暗。
AKIHIDEさん登場。
1.Lapis Lazuli
1曲目は「Lapis Lazuli」。
アコギだったから、ほんとこないだの配信のガットでの演奏レアだったね。
照明も相まって、青の世界に潜り込んだような感覚。
水族館の大きな水槽を眺めているような。
情感が伝わってくる。
重なり合う音のゆらぎは、まるで音が織りなす織物のよう。
AKIHIDEさんのループ演奏はいつも、料理をしている過程のように見えるから、織物のように見えたのははじめてで新鮮。
音がきらきら。輝いている。
スピーカーならではの音の水圧に溺れる感覚、とても素敵。
ラストはディレイの効いたアコギのソロ。
-MC-
AKIHIDE「AKIHIDE『Angya』1st season 福岡ROOMS 2nd ステージへようこそ!」
👏👏👏
AKIHIDE「なかなかライブに行くのもがまんしないといけない人も多いと思います。
少しずつライブができるようになってきて、動き始めていますね。集まっていただいてありがとうございます!
福岡は2年半ぶり。とてもうれしいです。
コロナでライブができない中、配信ライブを始めて、ループペダルという、ループペダル奏法という新しい音楽の表現を見つけました。
どんな状況でも、みなさんからの支えに感謝しています。今日は新しい音の世界を直接お届けしたいと思って来ました」
応援は無駄じゃなかったのかなぁ、と思いました。
AKIHIDE「1曲目は、ポイントポイントで必ずやっている『Lapis Lazuli』という曲。
2ndアルバムのリードソングでしたが、いろんなアレンジでやってます。
NAKED MOONではループなしで演奏したんだけど、ループがないとなかなか再現が難しい。
今日はループペダルで『Lapis Lazuli』をお届けしました。
次の曲はループペダル、コロナがあったからこそできた『LOOP WORLD』という曲です。
重ねていくループな感じがわかりやすいと思います」
2.LOOP WORLD
ループの分かりやすいイントロ、好き。
歌い出し、AKIHIDEさん
“眠たい眠たい”って歌ってたと思う。
ねむすぎない?!笑
コードのストロークな感じが牧歌的。
お帽子かぶってる姿がカウボーイみたいでなおさら牧歌的にきこえる。
-MC-
ガットに持ち替え。
AKIHIDE「次はループペダルとは違う形でお送りしようと思います。
いろんなバンドでのセッションは、アンサンブル、グルーヴが音に出るなと思うんですが、セッションは合わないところがおもしろい。
合わないところからミラクルが起きることがセッションの醍醐味。
ループペダルは、その場のテンションやエネルギッシュな感じが繰り返されることでアンサンブルが生まれる。
その時のテンション感で変わるのがおもしろい。」
ここでカポをかぽり。
AKIHIDE「よりダイナミックな心の景色や音の景色を想像しながら聴いてもらえたら。
次の曲はNAKED MOONでも演奏した『月と星のキャラバン』という曲です。
家でもひとりで弾くことが多い曲で、自分で自分に癒されるというか。不思議な感じなんですけど。
手で弾いて耳が癒されるみたいな。」
わたしが「月と星のキャラバン」をより好きになったのは、AKIHIDEさんが「家でよく弾く」と聞いてからで、それを聞いたのはNAKED MOONだった気がするな。
AKIHIDE「『月と星のキャラバン』は4匹のうさぎの物語で、彼らはひとつの夢をさがしに旅立つんだけれど、その夢は実は故郷にあったという望郷の想いを描いた物語です。
僕も弾くときは想い出を振り返ることが多くて。
この曲を弾くときは今見えている景色、大切なもの、今ないもの、今あるこの景色を愛おしく思う気持ち。いろいろな想いが巡ります。
今、ここに来れたことを噛みしめながらお届けしたいと思います。『月と星のキャラバン』」
3.月と星のキャラバン
AKIHIDEさんは、過去にあって今はない大切なもの、だけでなく、今というこの瞬間もいつかはなくなってしまうと、常に想いながら生きていらっしゃるのだなぁ…ということがなんとなく垣間見えたMCでした。
だからこそ、こんなにも刹那的な世界観が描き出せるのだろうな。
そして次の曲のイントロを聴いて……
4.ありふれた物語
こ、ここは……死んじゃった枠……?!
KOJIさんのことを思い出さずにはいられません。
4月12日生まれのKOJIさんのこと。
そして4月15日に。
桜の季節は迎えられたはず、桜は見られたのかな、なんて思いながら。
この曲わたしの中では桜とかき氷の曲なんだけど、こないだ早めのかき氷食べたから(知らんがな)なおさら、今はもういない、かき氷の季節を迎えられなかったこととかを思うと泣いてしまった。
あまりに季節感が一致しすぎているよ。
4月12日。KOJIさんのお誕生日は、ずっと忘れない日付の一つ。
今年は49歳なのも分かっていたから、4月12日を越えてからは、50歳頑張って迎えよう、なんて心でエールを送っていました。
でも……。
1年の四季を巡れなかった現実も、「ありふれた物語」と重なりました。
この物語を「ありふれた物語」とするAKIHIDEさんが当時は悲しかったけど、でも、少し受け止められた……というか、ありふれた、の意味が分かった気がする。
AKIHIDEさんを観ながら、KOJIさんの姿が重なって。
こんなにもありありとステージに立つKOJIさんの姿が思い出せるのに、もう目の前でギター弾いてるKOJIさんは絶対に観られないんだなと思うと信じられないし悲しかった。
それと同時に、AKIHIDEさんは今生きているなと。
生きているAKIHIDEさんの姿を演奏を観られるありがたさを改めて感じた。
今まで当たり前すぎてあまり特別に感じてこなかったけれど、今日は、
「AKIHIDEさん、生きてる…!」
って根本的な確認をする瞬間が何度もあった。
それが、「月と星のキャラバン」でAKIHIDEさんがおっしゃっていた、今あるこの瞬間もいつかはなくなってしまう、という気持ちに重なった。
-MC-
アコギに。
AKIHIDE「1stでもお話ししたんですけど、福岡はFAIRY FOREの時に初めて来て。
20年前後前にツアーで来て、NEVER LAND結成して解散して、BREAKERZに入ってここに立ってる。
ひとりでここに立つとは思わなかったよねえ。
ロック野郎だったから。
今日飛行機で来るときにもメタリカっていうヘヴィメタルバンドを聴いてて。
(夢を追いかけてた)あの頃の気持ちを知りたかったのかなって。
今はアコギを手にしてるけど。ギター野郎だったはずなのに。笑
生きてると何が起きるか分からないよね。
Rock Spirits(発音がよい、というかここだけ低音笑)は忘れてないつもりなのよ。
Rock Spiritsはね。発音全然よくないけど。ロック感を出したいのよ。笑
アコギに変わっても、信じる音楽は変わっていません」
そっかぁ。
AKIHIDEさんはロックギタリストなんだなぁ。
音の流れを追えていたからかな。
ロックなのになぜ…?みたいな違和感は全く感じることなく、流れのままにここまで生きてきてたな。笑
AKIHIDE「BREAKERZに入る前に、一度だけ音楽をやめようと思ったことがあって。
その時に作って、特にそれを発表する予定はなくて、自分ひとりで歌っていた曲があって。
『世界は踊る』という曲なんですけど」
………!
AKIHIDE「BREAKERZに入ってからメンバーに聴いてもらって、スタッフさんも気に入ってくれて、2ndシングルになりました。
作ったときはこの曲は人に聴かせることはないかもと思っていました。
この曲を生み出すことで、吐き出せて、さっきの話じゃないけど自分で作った曲で自分が癒されたなと思います。
BREAKERZに入って、だんだんと道が変わってきて、いろんな夢を見せていただいて、7月23日には15周年ライブもあります。
遠いかもしれないけど、ひさびさに旅で来てもらえたらうれしいです。
15周年を迎えられたBREAKERZに敬意を表して。『世界は踊る』」
5.世界は踊る
…………………!
生きてたら、いろんなことが、起きますね………。
「世界は踊る」演奏するだなんて、聴いていないよ………。
「世界は踊る」をAKIHIDEさんが歌ったのは、10年前の7月5日、赤坂BLITZ。
ギターソロを弾くAKIHIDEさんにDAIGOくんが耳打ちをして、ギターソロ中に何話しているの!って思っていたら、
“いつまでも二人でいたいと どれだけ思っていても
未来はいつも描くだけじゃ 答えを見せてくれない”
あ、AKIHIDEさんが、歌った………………。
AKIHIDEさんが「世界は踊る」を歌ったのは、この瞬間以来、だったと思うんです……。
AKIHIDEさんの歌声に、あまりにキーがぴったりで。
この時わたしは、DAIGOくんには申し訳ないのだけれど、
“曲が持ち主の元に還る瞬間”
を見てしまった気がしていました。
いつかフルで聴きたい気持ちはありつつも、でもそれはパンドラの箱を開けることのようで、ファンの側から望むことは許されない気がしていました。
その後、AKIHIDEさんはソロ報告会では「世界は踊る」をインストで披露されていました。
歌ってほしかった反面、これでいいのだという気持ちもありました。
それほど、AKIHIDEさんの歌う「世界は踊る」は、すさまじい引力を持っているんです。
あれから10年。
まさか、このタイミングで、聴けるだなんて………。
歌う前の「BREAKERZに敬意を表して」という言葉も、すごくすごく良かったです。
わたしはBREAKERZの曲の中で「世界は踊る」がいちばん好きです。
「この曲を作って救われた」
というAKIHIDEさんの言葉をずっと覚えていて、いろいろなところで書いてきていた気がします。
でも、AKIHIDEさんがどこでお話していたかを忘れてしまっていたので、今回AKIHIDEさんの口からこのことを聴けたのも、記憶を確かめるきっかけになってほっとしました。
この曲が教えてくれるのは、瞬間瞬間を生きることの大切さ、だと思うんです。
それは「月と星のキャラバン」でのAKIHIDEさんの想いと通ずる部分で、AKIHIDEさんの想いがずっと一貫していることを教えてくれます。
音の話を全くしていませんが。
ループペダルでの「世界は踊る」
ループするメロディ、
刻むリズム、
そしてシェイカー。
う うつくしい……………
うつくしい。。。
音の世界が美しく、とても清らかでした。
1Aはしずかでやさしい。
原曲のアルペジオもほんわり残ってる。
1Bでループのメロディ復活。
2Aが泣ける。
2番、
“種は芽を芽吹かせる”って歌ってた。
原曲のギターソロはカット、そのままサビへ。
そしてアウトロで、飛び出したのはハーモニカ………!
うつくしい………。
-MC-
AKIHIDE「『世界は踊る』聴いていただきました。
まさかこんな長く歌うことになるとは思ってなかった。
BREAKERZもそう。
最初は自分が歌っていた曲を、DAIGOくんとSHINPとで奏でて、そしてまた戻ってきて、出戻ってきて。
曲もびっくりしていると思います」
そうだね。
AKIHIDE「びっくりといえば、びっくりしたことがあってね。なかなか旅やツアーもできなかったから、飛行機ひさびさだったの。
羽田から乗ったときにね、すごい近代的になってて。
びっくりしたのが、車いすが1人で動いてた!」
笑
AKIHIDE「ダーッて!ふつうに!誰も乗ってないのに!人をよけてね。
僕んちテレビないもんですから、あんまり(新しいものとかニュースとかが)分かんないんだけど。
飛行機にも2年ちょっと乗ってないから、博多に着いてからも福岡空港がすごくきれいになっていて。
前来たときは工事してたのかな。2年前くらい。
ごはん食べる場所とかにも困った記憶があってね」
AKIHIDE「福岡ついたら新緑がきれいでね」
余談だけどめっちゃ“新宿”ってきこえた。笑
道に百日紅のお花が咲いててきれいでした。
AKIHIDE「新しいビルとかもすごいできてて。
あんまりひさびさな気はしてなかったのとは裏腹に、建物の景色は変わってて、プチ浦島気分だった。
ほんものの浦島太郎は相当な感じだったろうね。知ってる人誰もいないんだもんね。
プチ浦島、あきしまたろうな感じで」
あきしまたろう 笑
AKIHIDE「また福岡に来れたのがうれしいなと思いました。
みなさんの存在は日本のいろんな場所で光る星のような存在で。
僕も追いかけてAngyaでライブしていきたいなと思います。
BREAKERZでも追いかけて。
まさしく“星追いの少女”のように星を追いかけていきたいと思います。
『星追いの少女』」
6.星追いの少女
2ndのセットリストの方が、AKIHIDEさんの歴史を凝縮した感があるな、と感じました。
リード曲の披露が多かったね。
ループアレンジの「星追いの少女」。
ドファミド♪のリフのフレーズが二重に重なって美しい。
演奏もアコギだったはず。
原曲ではガットだから音が温かくて、星というよりは歌詞の物語が浮かんできていたんだけれど、アコギだと、ひとつひとつの音の粒がきらきらと光っていて、その光が夜の闇をぐっと深めていたような気がした。
星が明るいからこそ、夜の闇もよく見える。
星の光と夜の闇のコントラストを強く感じるアレンジ。
サビでぱっとミラーボールがくるくるまわって、あかるい。
ギター超叩いてた!
7.メモリーフィッシュ
ラストは同じく「メモリーフィッシュ」。
曲かぶりはここだけだった。
メモリーフィッシュは何度でも聴きたい。
しかし、桜の森の満開の下でツアーの頃は、こんなにもメモリーフィッシュが聴けるだなんて思っていなかったな。
AKIHIDE「記憶の海をめぐる物語」
わたしの中でメモリーフィッシュは、水の中を無数に泳ぐちいさなちいさな魚たち。
水族館の大きな水槽の中で群をなして、うろこをキラキラと反射させて泳ぐ鰯のような。
または、生まれた川へと舞い戻る鮭たちの群れのような。
イントロのほとばしる音の粒は、まるで光に反射してきらめく音の鱗のようだなと思う。
AKIHIDEさんの描くメモリーフィッシュは、どんなお魚なのかなと考えながら聴いてた。
昔絵を描かれたそうだけどその絵、わたしは見たことない。
おおきなお魚なのか、それともちいさなお魚たちの群れなのか。
今日もメモリーフィッシュは音の光がほとばしっていた。
音の瞬きがすさまじかった。
いのちのかがやき。
-EN-
パーカー着て、トートバッグ持って登場。
AKIHIDE「パーカーの説明をさせてください!
このパーカーがどれだけよいか!
パーカーが好きなもんですから、フロントポケットがない分デザインをおおきくしたかったんですね。
デザイナーさんとAKIHIDEでこだわりにこだわって作りました。
season1は4箇所ですけど、移動中もずっと着ております。
だんだんボロボロになっていくかもしれません。
season続いていったらAngya感半端なくなって修行僧みたいになるかも。
普段使いもしてるから、season2とか3になる頃にはボロボロになるかも。愛用しております。
トートバッグもよく作ってますねえ、好きなんです。
かわいいトートだよね。普段使いしやすい。
ナミダくんの絵が描いてあるキーホルダー。
福岡はめんたいこナミダくん。
ランダムだからね、福岡があたらなかったら申し訳ないなと思うんですけどね、あててもらえたらと思います」
あきめんたいこ。
AKIHIDE「これからもみなさんの笑顔のために音楽を届けていきたいなと思います。
ここに来れたのも集まってくれたみんなのおかげです。
最後の曲は『BLACK UNICORN』の時に生まれた、初めて演奏する曲です。『clapping in the rain』」
1.clapping in the rain
聴けるとは………!
席前の方じゃなかったからわからなかったけど、サンプラーもあったのかな?
ペダルとギターだけのセッティングでないと思っていたから、ツアーで録った音やピアノが聞こえてきて新鮮でした。
横浜のバスドラとクレッシェンドなクラップがいい味出してる。笑
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ありがとうございました!
福岡に来て良かったです。
横浜に行けなくて落ち込んでいたときもあったけれど、わたしにとっては必要な1週間だったなと思いました。
すごく素敵な時間を過ごすことができました。
帰りに一蘭に行きたかったのですが、混み合っていて断念……。
博多駅まで戻って、ShinShinに行きました!
ShinShin初めて食べたかも!
とんこつなのにさらさら~っと食べられちゃいますね。
こわ~い!おいし~い!
帰る直前にブラックモンブランの存在を思い出してしまい、しっかり食べました。
いいの。福岡はくいだおれると決めたの。
これも旅の醍醐味ですよね。
次は静岡!たのしみです!