*SAKULIVE*

音楽と桜とミルクティーをこよなく愛す社会人の、音楽についての感想文集。

葛飾北斎祭🌊🗻

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2020.10.11(Sun)

葛飾北斎
at 大阪浮世絵美術館

行ってきました!(((o(*゚▽゚*)o)))

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わたしは世界史選択だったので日本史には疎いのですが、浮世絵は好きです。

モネやゴッホが日本の浮世絵に影響を受けたエピソードは有名ですが、モネのラ・ジャポネーズが来日したジャポニスム展で浮世絵の魅力を知り、昨年のメアリー・エインズワースの企画展を拝見してから、浮世絵の魅力にぐっと引き込まれました。

浮世絵は細やかな線画と鮮やかな色彩が美しく、いつも見入ってしまいます。

ある時、心斎橋に大阪浮世絵美術館なる美術館があると知り、いつか行ってみたいと思いつつ、なかなか行けるタイミングがなかったのですが、ついに行くことができました!

https://osaka-ukiyoe-museum.com/exhibition.html

入ってみると、想像していた4分の1くらいの広さしかなくてびっくり!笑
でも、浮世絵は描写が細やかで、1枚1枚じっくり見て回るとすごく時間がかかるので、結果的に見て回るので2時間くらいかかりました。。笑
(ワンフロア、20畳くらいのスペースな気がします笑)

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葛飾北斎


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今の企画展は葛飾北斎祭!
北斎が70歳を過ぎてから描いた代表作「冨嶽三十六景」を中心とした35点の北斎作品が展示されています。

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葛飾北斎は“藍”の人なんですね。
主線が黒じゃなく藍色だと、言われるまで気づけてなかったのですが(おい)主線だけでなく、色付けも藍を基調としたものが多くて美しいです。

冨嶽三十六景

「冨嶽三十六景」は、その名の通り様々な場所から見た富士山の姿をおさめた46作品のこと。
(もともと36作の予定だったのが、好評につき10作追加で制作されたそうです)

渋谷や目黒などの東京にはじまり、長野県など
「えっ!むかしはそんなところから富士山見えたの?!」
という場所から描かれた富士もあり、驚きでした!
昔はそんなに建物がなかったのかなぁ。。

渋谷の景色も今とは全く異なっていてびっくり。

様々な場所から見る富士山を見るうちに、富士山のかたちの美しさに驚かされます。
誠に美しい。

北斎が富士の姿に惚れ込み(?)、描き続けた気持ちもわかります。

そして、どんなに小さくとも奥にちょこんと富士の姿が描き込まれているのを見ると、もはや富士が愛おしく思えてきます。笑
途中から富士を
「プリンみたい🍮」
って話してました。笑

変わらぬ京都

今とは景色の異なる場所も多い「冨嶽三十六景」ですが、それとは対照的に、京都の街並みは今も残っているものが多く驚きました。

北斎作品のほかに、上洛(江戸から京都に行くのを上洛と読んだらしい)の様子を描いた歌川派の作品たちも展示されていました。
そこで描かれている三条大橋渡月橋は、今もあるもんね。。!
すごいです。

また、桜が描かれた作品もたくさんあったのですが、今も昔も、春に桜は咲いていて、その姿を美しく思う人が絵に描いて残しているのだと思うと、すごいなぁと思いました。

空摺

そして、桜を見ていると、桜の部分が凸っとしているのを発見。
美術館の方に教えていただいたのですが、これは“空摺(からずり)”という技法で、現代のエンボス加工のように凸っとさせることができるそうです。
すごい、凝ってる。。。!

浮世絵というのは色付けをした版画なので、同じ版木の作品がたくさんあるのが特徴ですが、たくさんあるからといってそれは等しく同じものではなく、版画を摺る摺師さんがひとつひとつ色を付けている一点ものなのだなぁと実感します。

空摺の技術は写真だとなかなかわからないので、近づいてみられる環境はとても貴重でした。

さかさ富士

北斎の作品には、水面に映る富士を描く“さかさ富士”が描かれているものもあります。

たとえばこちら。

甲州三坂水面」


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こちらは、上側の実際の富士は夏の姿を、水面に映る富士は、本来ならば真下に来るはずのものをずらして描き、また富士の姿も雪を被った冬の姿となっています。

そして、こちらをご覧ください。

「青山圓座枩」


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こちらは、奥の富士と、手前の松の相似の姿を描いたものとされています。

しかし。。。!
富士の真下を見てみてください!

海の輪郭をなぞると、、、、

隠れ さかさ富士!!!!!

こちらも美術館の方に教えていただいたのですが、見つけた瞬間叫んでしまいました。
写真ではなく、絵ならではの遊び心が加わっているのがおもしろいですよね。

おうちに江戸時代の浮世絵を

隣接しているミュージアムショップでは、なんと。

江戸時代に摺られた浮世絵が買えます!!!!!

すごくないですか。
空摺の技術もしっかりと残っている作品がたくさん売られています。
江戸時代の作品を手元に置いておけるだなんて最高ですよね。

おすすめです。
わたしも江戸時代を手元に置けるきれいな部屋に住めたら、ほしいなぁ。

来られる方も少ないので、じっくりと近距離で見られる美術館でした。
美術館の方がいろいろと教えてくださるのも、学びが深まって楽しいです。ありがとうございます。
心斎橋筋商店街沿いにあるので、お近くに来られた際は是非✨

 

大阪浮世絵美術館
https://osaka-ukiyoe-museum.com/index.html
〒542-0085
大阪市中央区心斎橋筋2-2-23 不二家心斎橋ビル3F
TEL:06-4256-1311

開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
休 館 日:月曜日(祝祭日の場合は開館) 

観覧料金
大人 1,000円
学生 600円
小学生 300円
(ポストカードつきもあり)