*SAKULIVE*

音楽と桜とミルクティーをこよなく愛す社会人の、音楽についての感想文集。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展


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2020.11.7(Sat)
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
at 国立国際美術館

先日、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。

ロンドンには20歳の時に1ヵ月短期留学で滞在したことがあって、ナショナルギャラリーには、その時2~3回は行きました。
イギリスはアートが市民に開けているから、入場無料だったんです。
わたしが美術館によく行くようになったのは、このロンドンでの日々がすごく大きく関わっているんじゃないかと思います。

ですのでゴッホの「ひまわり」なんかはまちがいなく再会だったわけなのですが、ナショナルギャラリーみたいな大きな美術館は、作品がたくさんで、ひとつひとつの作品をじっくり観る。。というのがなかなか難しかったりするので、今回、日本語の解説を見ながら(恥ずかしながら重要)、たくさんの作品を見ることができて、とても勉強になりました。

ゴッホの「ひまわり」🌻

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ゴッホの「ひまわり」、モネの睡蓮くらい数があるのかと勝手に思っていたのですが、意外と少なかった。
しかも1点は焼失していた。。
そのうちの貴重な1点を所蔵しているSOMPO美術館はすごいですね。
バブルの歴史だと思うのですが、ずっと持ち続けてほしいです。

モネの「睡蓮の池」


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モネは「睡蓮の池」が1点。
美しかったなぁ。
同じ場所から描いたであろう作品がメトロポリタン美術館にもありました。

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こちらはメトロポリタンの睡蓮の池。
こうして比べてみると、全く色合いが異なりますね。

四季折々、瞬間瞬間、その姿を変える睡蓮の池の機微を描き留めたかったモネの想いが伝わってくるかのようです。

ゴーギャンの「花瓶の花」

ゴーギャンの「花瓶の花」は、タヒチで得られた色彩で花瓶のお花が描かれていて、由緒ある静物モチーフとタヒチの南国の色彩との融合が美しいなと思いました。


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最後のモネ、ルノワールセザンヌピサロ、などなどの有名画家が畳みかけてくるターンの詰め込み感がすごかったです。
時代順に並んでいるからそうなるのですが。
このあたりはコートールドさんのコレクションだそうで、コートールドさんとてもいいお仕事をなさっていました。

2月に名古屋で行くことのできたコートールド美術館展を思い出しました。これもよかったなぁ。

新しく気づけた魅力

そして、展覧会の大きな魅力は、上記に挙げたような有名作品だけではなく、きっとナショナルギャラリーをふつうに歩いていれば目に留まる余裕のなかった作品の魅力に気づけることです。

カルロ・クリヴェッリ 《聖エミディウスを伴う受胎告知》


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1486年 卵テンペラ・油彩・カンヴァス 207 x 146.7 cm 🄫 The National Gallery, London. Presented by Lord Taunton, 1864

おっきかった~~!!!

そしてテンペラと油彩。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」と「春 プリマヴェーラ」がテンペラなので、テンペラを見つけるとテンションが上がってしまいます。

線画のような精細な描写がとても印象的で美しかったです。

ドメニコ・ギルランダイオ 《聖母子》


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1480-90年頃 テンペラ・板 88.9 x 57.8 cm 🄫 The National Gallery, London. Mond Bequest, 1924


これは、ミケランジェロ?の同じような聖母子を、観たーー!
東京の美術館でFちゃんと観た!既視感!!

ミケランジェロ?のほうの一筆箋を持ってて、友だちにも使ってたらしくて覚えてるって言われた。笑


ヨハネス・フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》


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1670-72年頃 油彩・カンヴァス 51.5 x 45.5 cm 🄫 The National Gallery, London. Salting Bequest, 1910


フェルメールらしい構図の作品だなと思いました。

後ろの絵の人とかちょっと描きかけ感。
絵画見てると、
「え、ここ手抜いたよね?」
「ここはめちゃめちゃ描き込んでるなぁ」
という画家の気持ちを想像してしまう瞬間があっておもしろい。

今日観た作品のなかにも、おそらく未完の作品があって、ほかの部分はすごく適当だったり明らかにもう少し描き込みが必要なのがわかるのに、赤いドレスの女の子だけは完成していて、画家の女の子への気合いが非常に感じられた作品がありました。
余命いくばくかだったのかなと想像をめぐらせてしまった。


ウィレム・クラースゾーン・ヘ―ダ 《ロブスターのある静物


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1650-59年 油彩・カンヴァス 114 x 103 cm 🄫 The National Gallery, London. Presented by Frederick John Nettlefold, 1947

これはすごかった~!!!!
それぞれのものの質感がすごく伝わってくる。

金のつめたさと細やかさ、シルクっぽい?布のつやっとした質感、
そしておいしそうなロブスター。

特筆すべきは後ろの白ワインの入ったワイングラス。
ワイングラスにうっすらと水滴がついてるかのような質感がありありと伝わりますよね。
映り込む窓まで描かれてる。
すごすぎる。。

 

フランシスコ・デ・スルバラン 《アンティオキアの聖マルガリータ


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1630-34年 油彩・カンヴァス 163 x 105 cm 🄫 The National Gallery, London. Bought, 1903

お洋服がかわいい。
腕から提げてる、、、これはなに?ふくろ?の質感がすごくリアルでした。

、、、、とか思ってたら足下に竜おるう!!!
しれっとおるう!!!
と二度びっくりした作品。

このゴジラの敵に出てきそうな竜(?)、いろんな作品に登場していました。
この竜だけ妙にアニメ感があるのが印象的でした。

あと、わんこが描かれている作品もたくさんあって、わんこはいつの時代も愛されているのだなと思いました。

とにかく重厚感のある展示で大満足です!

とても体力を消耗しますので、ごはんをしっかり召し上がってから行かれるのをおすすめいたします!笑

 

コレクション2 米・仏・独・英の現代美術を中心に

上階でのコレクション展にも行きました。
初めてコレクション展行きました!
現代美術は全く詳しくないのだけれど、友だちが詳しかったので楽しめました。ありがとう。

教科書に載ってるレベルのアーティストばかりらしい。
美術の教科書、開いた記憶がほぼないな。。
(美術に限らず、あまり教科書を使わず独自の教育を行っている学校だった)

わたしはリキテンスタインアンディ・ウォーホルくらいしか知ってる人がいなかった。。

でも、ラルクのベストのジャケットのような作品があって、それが美しくて素敵だなと思いました!


現代美術にももう少し詳しくなりたいものです。

朝からフルーツのフルコースをしっかり食べたのに、美術館を出る頃にはへろへろでした。。

中華よゆーで行けてしまった。笑

来年の1月31日までですので、みなさまもぜひ!
日時指定券が販売されています!

 

※作品のスクリーンショットhttps://artexhibition.jp/london2020/ よりお借りしました。