*SAKULIVE*

15歳の夏から続く、with BREAKERZな人生の軌跡。

見届ける、を選ぶということ

悲しいが、落ち着いて来ました。

ご心配おかけしたみなさまごめんなさい。
そして、ありがとうございます。
わたしは元気です。

社会人で良かったと思った。
これが大学生だったなら、1日家にこもって塞ぎ込んでいたに違いないよ。
毎日きちんと働いてます。
悲しみで向上心がどっか行ってるけど、必要最低限のことはできてます。

摩天楼オペラを好きになったのは、社会人になってからでした。
今の会社に入ったのは、本当に行きたかった会社に最終で落とされたから。

去年の4月はあの時内定が出ていたら、どれだけ違う人生が歩めていたのだろうと、1億回くらい思ってた。
でも、行きたかった会社に行ってたら、摩天楼オペラを好きになれる道は絶対に選べなかった。 

今の道で良かったのかもしれない。
公私混同だけれども、わたしの今、選んだ道を肯定する大きなきっかけをくれたのが摩天楼オペラでした。

だからこそ人生をかけて応援していきたいと思っていたし、だからこそ今、お先真っ暗なんだけど(笑)
わたしが社会人であることと、摩天楼オペラを好きだということは、大きなつながりがあるのです。

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今日は会社の歓送迎会だったのですが、悲しいは2回しかやってこなかった!
起きてる間にそんなに忘れられたのはこの時間が初めてだった(笑)
会社には感謝です。
仕事頑張ろう(単純)

わたしの仕事は、間接的にだけれど、人の死に関わることが度々ある。
今日は朝からそういう仕事がたくさん舞い込む日でした。

ご主人さんをなくされて1週間も経たないうちから、前を向いてらっしゃる方のお姿を見て、わたしもそろそろ。前を向かないとなって思いました。
あんさま、超元気に生きてはるんやから。

「人の死」と、「バンドの脱退解散」って、わたしが幸運にも、この年齢まで避け続けてこれたことなんです。

周りの人は経験していて、みんな何かの悟りを共有している気がするのに、わたしには分からないこと。
そういう意味でこのふたつを知らないということは共通してました。

地球ツアーは美しい思い出ばかりって言ったけどほんとはそうじゃない。
自分に近しい人が、誰かをなくされる経験をする、という出来事が重なったツアーでもありました。

そうしたら、自分が直面したのは好きなバンドのギタリストの脱退でした。
クライマックスは君かと。思ったよ。

なくなることよりももちろん、ずっとずっと軽い出来事だけれど、こんなに悲しくてわたしは大丈夫なのかと思うよ。

それでも生きていかなければ。

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悲しくて意味が分からないから、バンギャルではない友だちにその話をしたら、

「辛いならロックは捨てよう」

って言われた。
かっこよすぎる。(笑)

「捨てる」って選択肢があるんだ。
その時初めて気づいた。

でも、すぐさま「ごめんけど捨てられない」って思ったわたしがいて(笑)

「見届ける」というのは、わたしが「選ぶ」ことなんだと気づいた。

「選ぶ」なら、わたしが届けるのは「悲しみ」じゃなくて「笑顔」なんだろうなと、思った。

そろそろ前を向かないとね。