*SAKULIVE*

15歳の夏から続く、with BREAKERZな人生の軌跡。

AKIHIDE LIVE TOUR 2021 -BLACK UNICORN- at Billboard Live OSAKA 1st


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2021.11.17(Wed)
AKIHIDE LIVE TOUR 2021 -BLACK UNICORN-
at Billboard Live OSAKA 1st 

ありがとうございました!

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*SET LIST

1.雨のオルゴール
2.RAIN MAN
3.蛍火
4.LOOP WORLD
5.BLACK UNICORN
6.Tonight,Tonight

-EN-
1.朝顔のマーチ
2.綿毛のシェルター

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この記事は、ライブ当日の感想と、横浜のファイナルが終わってから書き始めたレポで構成されています。
レポからご覧になりたい方、すでに感想をご覧くださった方は、もくじの“Live”に飛んでくださいますと幸いです。

Impressions

昨年の2月以来のソロでの大阪公演。
はるばる大阪までお越しくださりありがとうございます!

本日配信開始、CDは本日から通販もしくはライブ会場限定で販売、という変わった形態でリリースされた新作「BLACK UNICORN」。

AKIHIDEさんの2ndでのMCの雰囲気的に、早く届けるための方法、だったようです。

コンセプトストーリーもWebにて公開されています。

わたしはひとまずコンセプトストーリーを拝読し、サブスクでの音源は聴けないままライブに参加しました。
プロローグ配信ライブは拝見していたので、楽曲そのものは知っている、でもきっと音源と配信ライブのアレンジはまた異なるんだろうな~というような状態。

ライブを観て、(音源はまだ聴けていませんが)1stでは、音源とは披露の順番が異なることが不思議だったのですが、2ndを観ていて、ライブとEPで曲順が異なるからこそ、物語の音楽とのリンクと、AKIHIDEさんの“感情に直結”という二つの要素を二重に表現している。気がしました。

音源のように「Tonight,Tonight」で終わるのは物語としてのラストで、AKIHIDEさんの感情にいちばん直結しているのは「綿毛のシェルター」なのかな、と思いました。

物語では、「綿毛のシェルター」はきっと、ユニコーンとの旅の過程を描いていて、綿毛と雲海をかけている(気がした)(歌詞カードをまだ開けてないけれど)から、EPでは2曲目なんじゃないかな、と。

アンコールが「綿毛のシェルター」で終わるのはなんだかとてもすっきりしました。
AKIHIDEさんらしい終わり方。
ライブを観て初めて、これまであまりぴんと来ていなかった“感情に直結”の意味が分かった。ような気がします。

物語と感情、それぞれの側面で、楽曲の聴き方きこえ方が変わるなと思いました。

今回はサポートミュージシャンにシンセサイザーサンプラー、ループペダル…つまり機材を迎え、たったひとりでのステージ。
たったひとりのメンバーリストがかっこいいです。
このステージ、なかなかひとりきりで立てないですよね。

ビルボードはスピーカーが吊り下げ式なので、音が降ってくる感覚がすさまじくとても美しかったです。

大音量でAKIHIDEさんの音を聴ける幸せ。
サンプラーの音づくりにもこだわられたようなので、早く音源もヘッドホンで聴きたいです。

大阪で「LOOP WORLD」が聴けたのもうれしかったです。
AKIHIDEさんのギターの音が好きで、ループペダル使うと、AKIHIDEさんの音が重なり合って耳を満たすから、とても幸せなことになることが判明しました。
ライブの醍醐味。

とても楽しかったです。
素敵な時間をありがとうございました!

帰りの新幹線でもじっくりと余韻に浸れる素敵なライブでした。
横浜も楽しみです。

レポを下記に追記します。
※ちなみに1stとタイトルについていますが、2ndもセットリストは同じでした!

 

Before Live

(2021.11.23 16:09)

こうして迎えた大阪初日。

どちらも一般で確保して、1stはセンター上手寄りの後ろのテーブル。
今回はオリジナルカクテルがなく残念でした😿

しっかり食べてきたのにおなかがすいてしまい……。


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なぜかビルボードでひとりアフタヌーンティーをすることに!!!
(ラザニアが売り切れだった)

フィナンシェも栗のパウンドケーキもクッキー?もドライフルーツも生チョコもとってもおいしかったです。
下段にひっそり見えるクリームが、甘さがなくてかつとてもミルキーで濃厚でした。

焼き菓子の盛り合わせ、1,200円。
めっちゃお得ちゃんだったのでおすすめです。笑

Live

ステージにはマイクをはさんでサンプラーとシンセベース。
ギターは白アリスとアコギ。

上手から真っ白なAKIHIDEさんが登場。

1.雨のオルゴール

雨、風の音。
ビルボードはスピーカーが吊り下げ式だから、音が降ってくる。
星のような指弾き。
道路を走る車の音。
ピンを弾いて音を鳴らすオルゴールのような、繊細なギターの音色。

ドラムの音も家ではこんな大きな音では聴けないから、めっちゃサラウンド感。

AKIHIDEさん、指をぱちん。

センター寄りの下手側にいたのだけれど、不思議と上手からのスピーカーの音は聞こえなくて、下手側のスピーカーから音が降ってくるようにきこえる。

「BLACK UNICORNに、ようこそ」

ディレイのかかる音。
深い夜に沈み込んでいくかのような音色。
夜への誘いって感じ。

キックの音が効いているリズムは、さっきとは全く異なる。
てっきり「BLACK UNICORN」かと思ったら、

2.RAIN MAN

「RAIN MAN」!

「雨のオルゴール」の時はあまりお顔が見えない気がして、ここではじめて帽子の下のお顔がはっきり見えた。

紫陽花の青を水で薄めたような「RAIN MAN」みたいだなぁと思った。

アウトロでシンセベースが仲間入り。
「BLACK UNICORN」につながる響きなような気がする。

アウトロのギターは、音色に白の絵の具を混ぜたかのような音。
原曲のこのフレーズは、真っ黒に聞こえるのに、今回のアレンジははちみつみたいにとろけてしまいそうな粘度の音。

-MC-

AKIHIDE「AKIHIDE LIVE TOUR 2021 -BLACK UNICORN-
Billboard Live OSAKA 1stステージへようこそ。
まだこんばんはじゃなくてこんにちはだね、AKIHIDEです。
ツアーはプロローグ配信ライブから始まり、みなさんと同じ空間で音を奏でることができてとてもうれしいです。
大阪は特にソロでは2年弱ぶりで、うれしさをかみしめて泣いております!
今は声出すライブがジャズクラブでもできないんですけど、配信ライブでいただいたボイスがありますから!
参加された方もいるかもしれませんが。
参加されなかった方も、心の声を鳴らしてください」

と、ボイスを聴かせてくださったのですが、ジャズクラブのスピーカーで聴くボイスの迫力といったら!!!笑

AKIHIDE「最後にはすなぱんくんの『あきひでー!』という野太い声も入ってます

AKIHIDE「『BLACK UNICORN』というEPには物語がありまして。最初は雨の夜からはじまるんですけども、お送りした曲も、『雨のオルゴール』そして『Rain』」

(AKIHIDEさん、「Rain」って言った!笑)

AKIHIDE「今回のライブはすべて僕一人で音を紡いでいます。
足元のループペダルは、繰り返して多重演奏ができるんですけども、配信ライブをやる中で、これを見つけて、なんやらかんやらやっております」

どこかで「ループペダルは前から使ってはいたんですけども」ともおっしゃっていた。
そうだよね。

AKIHIDE「次の曲は『LOOP WORLD』の曲で、ループペダルを使い始めて1年半くらい経ちますが、その原点、原点といえる曲を。
ループペダルとギターだけでお送りしようと思います。『LOOP WORLD』から『蛍火』」

3.蛍火

あたまの部分にソロが追加されてた!

ずっと言い続けると思うんだけど、わたしは「蛍火」のベースラインが大好き。
ついベースラインを軸に聴いてしまう。

変わりゆく音景色を目の当たり、耳の当たりにして、
“音楽って、料理みたいだな。そして、料理をするその過程が芸術なんだなぁ”と思いました。

この想いは1日目2ndのレポの最後に書きました。
https://cherryoulife.hatenablog.com/entry/2021/11/21/014543
長いですがよろしければ。

音楽の完成、ってふしぎだなぁ。
レコーディングは音源という完成作品があるから、料理ともっと似てくるんでしょうけど、ライブは聴いた瞬間瞬間から消えていってしまう幻のような、でも記憶には刻まれるものですもんね。ふしぎ。そしてとても美しい。

「蛍火」の照明は、夕陽色とはまたすこし違った朱色で、変わった色味でした。

めずらしくAKIHIDEさん、「蛍火」は演奏間違えてたことが多かった気がする。
1stは2回は間違えてた気がするし、ここだけの話2ndはもっと、大丈夫かな?!ってなった……(すみません)
でも演奏止まったりはもちろんしないし、全然動じられないAKIHIDEさんはさすがだなぁ、と思いました。
もはやレアです。

弦をなぞっているのか、ハープのような音色。
こぽこぽとした音色。
アコギ一本で多彩な音色。
すごいなぁ。

-MC-

乾杯🍹✨🍹

AKIHIDE「ビルボードライブ大阪さんは、ジャズクラブの中でも大きいステージだと思うんですよね。
ソロやギターサミットで来ても広いねーって思うけど、今日はとてつもなく広い!
1人しかいない、ゴージャスな使い方をさせていただいてます。
1人のステージでライブをさせていただいたビルボードライブ大阪さんには感謝です。ありがとうございます!」

ビルボードブルーノートは、やっぱり資格というかなんというかが必要だったりするのかな?
AKIHIDEさん、すごいなぁと思うわたしであります。

AKIHIDE「去年は配信ライブのあとにクリスマスライブで、ループペダルを使った実ライブをやったんですけど、1回しかできなかったんですよね。
大阪でライブができてうれしいです。
次は大阪で演奏できなかったこの曲を『LOOP WORLD』の表題曲にもなっている『LOOP WORLD』をお届けしたいと思います」

ここでアコギのネックにカポをかぽり。
「LOOP WORLD」は1フレットのあたり、「蛍火」は3フレットのあたり(4くらいなのかもしれない)
そしてチューニング。

AKIHIDE「もともとチューニングしながらしゃべるのってうまくなかったんですけど、チューニングしながらしゃべるのって神経2つ3つ使うんですよね。
……(チューニングしながらの話は)おんなじこと何回も言ってる気がするけど!笑」

4.LOOP WORLD

大阪で演奏できなかったから、と「LOOP WORLD」を演奏してくださって、その想いがとてもうれしかったです。

疾走感が素敵。
マスカット色と白の照明がきれい。

AKIHIDEさんのお衣装今回白いから、色とりどりの照明の色をすって七色に変化して、それもとても美しいです。

2Aはとても静かなアレンジ。

終わり方が、とっっっても美しかった。

-MC-

AKIHIDE「配信ライブ観てくださってる方はよくご存知だと思うんですが、いろいろやってんな~と思っていただいてるんじゃないかと思うんですけど、配信だとなかなか映せないんです。
いろいろあんだな~、ちょこまかちょこまか大変そうだなと思っていただいているかもしれないんですが、引き換えにスリル感に変えられたり、ミスもリカバリできるんです。
いつもはほかのメンバーを紹介するんですけど、今回は機材がメンバーということで。メンバー紹介します!笑
オンシンセベース!
オンサンプラー
オンループペダル!

これが横浜の豪華な照明へとつながってゆく 笑

AKIHIDE「これらの機材がライブ感を増してくれます。
作り上げた『BLACK UNICORN』なんですが、会場とMusingのみ、あとサブスクでの配信のみとなっています。
歩みを止めたくないという気持ちが強くて、シンプルにミニアルバムという形になりました。
会場だとアナザージャケットもついてくるのでチェックしてみてください。
続いては『BLACK UNICORN』のタイトルナンバーにもなっている『BLACK UNICORN』を聴いていただきたいと思います」

5.BLACK UNICORN

最初のコード、もしかして「I for you」(LUNA SEA)と同じ……?!
と思ってしまった。(音源はちがうんだけど笑)

下手から射す白い光と、マスカット色の明かりが美しい。

こんぺいとうのような音、アグレッシブな音。
ハモリ。
とろけそうな音だなぁと思っていたら、ペダル踏みまくりのターンに。
ユニコーンの嘶きだ。
高音のソロ、照明も真っ赤に。
展開がアラビアンな感。
そしてペダルからアームへ。

壮大な音の世界は空にオーロラが見えそう。
そして星々。
これが雲海なのかも…と思いながら観てた。

ニゾンなのかハモリなのか、とても美しい。
くもがもくもく、くもくもくも。

夜空に轟いて、駆け抜けるユニコーンの姿が見えたなぁ。

ユニコーンはどんな想いだったのか…。

-MC-

AKIHIDE「『BLACK UNICORN』でした。ありがとうございました。
今回グッズもね、描いたりしていてね。
クリアファイルね。クリアファイル好きでよく使ってるんです。
今回の衣装、しろひで、通称しろひでという」

いつも思うんだけど、AKIHIDEさんのお名前の応用力の高さすごいよね。笑

AKIHIDE「『BLACK UNICORN』のモチーフの女性も描いてもらっています。
かわいらしい。いろいろ挟んで日々を楽しんでください!」

次はアンブレラチャーム!

AKIHIDE「人気のアンブレラチャーム!
傘がわかるようにつけるものだそうです。
ナミダくん、なにがでるかな~」

銀の袋を開封

AKIHIDE「ざん!これは樹海のナミダくんですね!
『LOOP WORLD』のアイコンになってました。
アンブレラチャーム便利だよね。
傘、コンビニでいっぱいあると大変なときあるじゃん。そういうときに便利だよね」

☔️

AKIHIDE「『BLACK UNICORN』ツアー、最後の曲になります。アルバムでもラストを飾っている『Tonight,Tonight』」

6.Tonight,Tonight

イントロのシンセベースがとても好き。

赤い光の1本の筋。
サビの照明も赤い!

サビのドラムがまるで雷鳴が轟くかのよう。
土砂降りの雨の中、ドラムを叩いているような情景が浮かぶ。

弾きまくりのギターフレーズがとてもAKIHIDEさんっぽい。

ボコーダーで“Tonight,Tonight”って言ってた。

-EN-

AKIHIDEさん、グッズのTシャツを着てご登場。

湧き上がる拍手、ぱん!ぱぱぱん!
めっちゃそろった!
わたしもめずらしく、できた!笑

Tシャツの裾を引っ張ってこちらに見せてくださる。かわいい。

AKIHIDE「お気に入りです!」

“AKIHIDEの新曲の一部になる”

AKIHIDE「環境音のサンプル音源とかいっぱいあるんだけど、ライブでもなにかおもしろいことができないかなと思って、みなさんの音をいただくことにしました。
事務所に所属していて権利的に難しい方以外は参加していただけたらと思います!」

まずはクラップから!

AKIHIDE「ボイスレコーダーで録りたい!」

後ろのテーブルからボイスレコーダー登場。

大阪はクラップとフィンガースナップ!
かすりまくり(というかできない笑)だったけどかっすかすの音を録ってもらいました笑笑
あっきーはほんとにいい音が鳴るよね!

1.朝顔のマーチ

まさかの朝顔
そして、照明がライトグリーンとオレンジ!
朝顔がいちばんBLACK UNICORN色!

そしてアレンジも、まさか!
朝顔のギターフレーズは超絶だと思うのですが、この曲をエレキで弾かれているAKIHIDEさん(の左手の指)が新鮮でした。エレキの方が弾きやすかったりするのかな。
指の動きすごいからいつも指観てる。

-MC-

AKIHIDE「みなさんの最高にいいクラップをいただきました!
心に震え、熱くなりました!ありがとう!
クラップで遊ぶのはひとりだとなかなか難しいから、オンサンプラーにも頑張ってもらって、一緒に素敵な時間を過ごすことができました!
新曲のクラップも楽しみにしておいてください。
今回も挑戦しながらの作品作りだったんですが、ライブで演奏できて感極まります。
最後に、『BLACK UNICORN』からやっていない曲をお送りします。『綿毛のシェルター』」

2.綿毛のシェルター

人の声から始まる。

シンセベースの音色が、遊園地の重い門をゆっくりと開いていく。
光のようなギターの音。

AKIHIDEさんのギターに耳が包まれて、尊くて、泣ける。

照明が白くて、なおさら神秘的に感じる。
しずかで、やさしい。
好きだな~綿毛。
うつくしくてまぶしい。

背景の照明が青くて、なんだか海みたい。
イメージするとしたら空かな。

今回のツアー、AKIHIDEさんは毎回ここで、
AKIHIDE「止まない雨、眠れない夜、やってこない朝、みなさんにもあると思います。
でも僕は、そんな想いや祈り、願い、そして涙を音に織り込んで、みなさんにとっての支えになれるようにありたいと思っています。
だからみなさんも、想いや祈り、願い、そしていのちを、壊さないでください」
と、いうことをおっしゃっていて。

毎公演“いのち”という言葉があったのが気になりました。
何か、あったのかな。

そして、最後クラップ。
👏👏👏 👏👏
👏👏👏 👏👏

「Tonight,Tonight」で終わると暗くなってしまうのかな?と心配になっていたわたしが、「大丈夫なんだ」って思えたのは、このクラップがあったから。
このクラップパターン、「ring」と同じなんですよね。
「ring」と同じだから、きっと希望を持って終わっていいんだな、と思えました。

いちばん”感情に直結“してるはずの綿毛がこうしてみんなでクラップして終われたから、きっと大丈夫なんだ、と、すごく勝手だけど思いました。

このクラップは配信でもあった気がするんだけど、みんなでクラップできたのは大阪1stが初めて。
サンプラーで鳴らしてたクラップを、目の前のみんなと一緒に叩けて、AKIHIDEさんも感慨深いんじゃないかなぁ、って思った。

同じ空間で、綿毛のクラップを鳴らすことができて、ほんとによかった。

綿毛は毎公演泣いてました。笑
大阪に来てくださり、ありがとうございます!

そしてシンセとともに遊園地の門は閉じて、閉園。

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ありがとうございました!

2ndにつづく!