*SAKULIVE*

15歳の夏から続く、with BREAKERZな人生の軌跡。

AKIHIDE “SOLO” LIVE 2019 NAKED MOON2 - 星追いの少女 -at 新横浜strage 2nd


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2019.11.2(Sat)
AKIHIDE “SOLO” LIVE 2019
NAKED MOON2 - 星追いの少女 -
at 新横浜strage 2nd

ありがとうございました!(((o(*゚▽゚*)o)))

*********************************************

*SET LIST

1.おもひで流星群(Short ver.)
2.星追いの少女
3.戦場のメリークリスマス坂本龍一
4.星の狂想曲
5.Namida
6.ブリキの花
7.朝顔のマーチ
8.星飼いの少年
9.ありふれた物語

-EN-

1.月の舟
2.青空

*********************************************
  
☆1stのレポはこちらから
 

cherryoulife.hatenablog.com



1stが終わり、束の間のすきま時間。
 
「ありふれた物語」のショックを引きずっていて、
「桜が出てくるAKIHIDEさんの曲はいつも悲しい(T_T)」
としょんぼりしていたら、1stご一緒してくださったお友だちに、
「でも、前よりも曲調が明るくなった気がするなと思いましたよ~」
と言われて。
 
桜に雨が降り注ぐ「桜雨」や、おどろおどろしい「桜の森の満開の下」を思い出して、
「たしかにそうかも……」
と思い直すことができました。ありがとうございます!
 
しかし、歌詞で泣きすぎてわたし自身は2回聴いた今もまったく曲調が思い出せない………。笑
 

 
あっという間に開場時間。
1stご一緒させていただいたお友だちは1stのみのご参加だったので、別れて入場です。
 
2ndは譲っていただいたというのに整理番号がすごくよくて、前の方の席に座ることができました。
本当にありがとうございます。
 
はじめまして、でもとある大きな共通点をお持ちの方とお隣に座らせていただき、お話しながら開演を待ちます。
 
17時半。溶暗。
 
先ほどのキルティング的Tシャツを着たAKIHIDEさんが登場。
 
ガットを手にして、そのまま演奏開始。
 
1.おもひで流星群(Short ver.)
 
タイトルが語られないまま始まった1stだったけれど、2ndはタイトルが分かっているから、「おもひで流星群」というタイトルを想いながら聴く。
 
とはいえ1stの音の記憶はあまりないから、別の曲だったらどうしよう?って思ったけど笑
 
タイトルを想いながら聴くと、ひとつひとつの音が、流星群の星々を表しているかのようだなぁと思った。
 
2.星追いの少女
 
続けて「星追いの少女」。
前の方で観ていても、ガットの生の音が聴こえるわけではないから、歌声の伸びやかさを聴きやすいのは後ろで聴いてた1stのほうだなぁと思った。
2ステージだから、純粋に1stの方が声が出てた、とかもあるかもしれないけど。
 
何度聴いても、当たり前だけど、主人公は傘の主には会えない。
 
流れ星の話は2番にも出てきていたなぁ。
 
-MC-
 
AKIHIDE「NAKED MOON2-星追いの少女-へようこそ」
 
……って今回言ってたかなぁ~
 
AKIHIDE「あ、AKIHIDEです笑
名前言ってなかったなと思って。みんな知ってるって?笑」
 
存じております。笑
 
AKIHIDE「今回はね、『星追いの少女』というタイトルなんだけど、1曲目は『星飼いの少年』の1曲目の『おもひで流星群』、2曲目はMVも出ているタイトルチューンの『星追いの少女』でした。
去年はベースのすなぱんくんがいてくれたんだけど、今日は最後の最後まで僕1人です。
1人だからこそ、心のままにテンポを変えたり、音量を大きくしたり小さくしたり、僕の感情のままに演奏していきたいなと思います」
 
1stの時から、どんぐりのペンダントをつけていらっしゃるなと思っていたのだけれど、どんぐりの横に揺れるA月のピアスを発見!
左手にはブレスレットもされていた。
 
ペンダントされてるから「どんぐり」演奏するかな?と思ったけど、されなかった。笑
気になる「どんぐり」。
 
AKIHIDE「次の曲は、とても叙情的な曲で。すごく好きで何回かカバーしています。
その曲は世界の巨匠、坂本龍一さんの曲で」
 
えっ
 
きけるの
 
AKIHIDE「クリスマスも近いということで演奏したいと思います。
感情の浮かぶままに弾いてみたいと思います。
戦場のメリークリスマス』」
 
3.戦場のメリークリスマス坂本龍一
 
戦場のメリークリスマス」を、また聴ける日が来るだなんて………。
 
1stと2ndを通して、いちばんうれしかった選曲がこの曲でした。
 
RAIN MANツアーの日替わり固定だったこの曲。
「RAIN STORY」はラジオのプロモーションもたくさんされていて、「戦場のメリークリスマス」はラジオで生演奏をされていたので、その時の音源を今でも大切に聴いています。
 
J-WAVE『-JK RADIO- TOKYO UNITED』の時の音源だと思うなぁ。
「風のとおり道」と投票になって、「戦場のメリークリスマス」が勝った気がする。
そして「風のとおり道」は別番組で演奏された気がする。どちらも音源手元に持ってるなぁ。
思い出話はおいといて
 
その頃は、アコースティックギターで、ループマシンを活用して、1本のギターで何重にも音を重ねて演奏していたんですよね。
ループマシンを使う奏法、ディレイが好きなAKIHIDEさんらしいお家芸だなぁって思うんです。
 
今回の「戦場のメリークリスマス」は、ガットでの演奏。
もちろん、ループマシンもありません。
ギター1本のみの、シンプルなアレンジ。
 

 
ガットって、ハープみたいな音だなぁと思う時があるんですよね。
ミュート気味に弾いてる時の音なのかな、零れ落ちる音の粒が真珠のよう。
それがとても、ハープの音色と重なるんです。
 
生のハープの音色は、友達の結婚式でしか聴いたことないんだけど。笑
 
今日の「戦場のメリークリスマス」は、最初の音はハープのようなぽろぽろとした音色だったのだけれど、途中からぽろぽろ、ではなく、ひとつひとつの音色に響きの余韻が加わる音になっていて。豊かな音色。
 
同じ楽器、同じメロディーなのに、ここまで響かせ方を変えることのできるAKIHIDEさん。
すごすぎて言葉にならないです。
 
ギター1本と書きましたが、6弦でベースの音を4つ打ちで鳴らしながらメロディを弾いてるんです。
1本で何役もの音色を奏でてしまう。
ずっと観てきているから慣れてきてしまっているこわさがありますが、ほんとにすごいです。
 
途中のCメロになるのかなぁ、リフのメロディーが和音になって一気に展開変わるところあるじゃないですか。
あの部分になると一気に音が力強くなる。
 
あと、聴きなれてる音源にはないフレーズもあったなぁ。
 
コントラスト豊かな「戦場のメリークリスマス」でした。
 
-MC-
 
AKIHIDE「雪を想像しながら弾いてたんだけど。
どわっと雪が降るような」
 
そうか、AKIHIDEさんは雪のイメージだったんだなぁ。
 
AKIHIDE「大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』の映画を観ておかなきゃなと思ってたんだけど、観てなかったなぁ」
 
AKIHIDEさん、映画は観てないってことなのかな?意外だ…。
わたしも「David Bowie is.」に行ったときに流れてたのしか観たことない…。
 
AKIHIDE「インドネシアの戦場の話なんだよねたしか。だからきっと映画では雪は降らないと思うんだけど。
とてもメロディーが美しい曲で。
坂本龍一さんのインタビューを呼んでいると、
『突然意識がなくなって、気づいたら譜面があった』
曲らしくて。」
 
この後、「戦場のメリークリスマス」のテーマについて語られていたのだけれど、ちゃんとした言葉をメモしてないのと調べてもそれっぽいのが出てこなくて、人の話を間違って言ったことにするのはよくないから書かずにおきます。
不思議なテーマを持った曲なんだなぁと思いました。
 
1人と多数で向き合ってることに我に返る瞬間があったのか、
 
AKIHIDE「なんか恥ずかしいね。笑
ラフに聴いてほしい。リラックスしてギターのサウンドに聴き入ってほしい。
リラックスしながら聴いてください」
 
そんなこんなで、ガットにはカポ。1フレットめ。
 
AKIHIDE「今回“星追いの少女”ということで、“星”のついてるタイトルの曲をやろうかなと思って、この曲やってないなというのがありまして。
『Amber』に収録されている『星の狂想曲』という曲なんですけど。
この曲PVも作ったんだよね。
BREAKERZのはじめてのハワイ旅行のすぐ何日後かに撮影するっていうから、ハワイですさまじい量の日焼け止め塗って過ごしてましたね。
PVで真っ黒にならないように。
今それをふと思い出しましたね。笑」
 
ハワイの旅行の時、
「俺は南国には向いてないと思った……」
みたいなことをおっしゃっていた気がするのだけど、そんな思い出になってしまったのはハワイではなくMV撮影のせいなんじゃ…? と、6年越しに思ったわたしでした。笑
 
AKIHIDE「(『星の狂想曲』の)ピアノの旋律………なかったねえ!
デモにはあったのよ。でも思い返してたらあのピアノエレキギターに差し替えたなと思って。
こんなね、思い出話にも付き合ってもらいましたが、NAKED Ver.でお送りしたいと思います。『星の狂想曲』」
 
4.星の狂想曲
 
1本のギターで、アルペジオトレモロが同時に鳴っている部分があって、もうこの方のギターテクニックはどうなっているんだと思いました。
奏法としてはトレモロではないんだけど、トレモロくらいの音の粒がぱらぱらと鳴っているのよね。
観てるだけで頭混乱する。笑
 
楽曲アレンジももちろんだけど、歌メロが変わると、歌の雰囲気がずいぶんと変わる。
 
やっぱり、舞い散る…で上がってサビに入るか、下がってサビに入るかで、テンション感がすごく変わる。
 
哀愁漂う「星の狂想曲」だったなぁ。
 
1番のサビ、今回は
“ひとり祈る”
と歌っていて。
 
何パターンあるんだろう……。
 
Aメロは1番はじゃーん、2番は叩いてリズム刻みながら。
 
そしてこの曲、
“誰に抱かれてもあなたを夢見て眠る わたしを赦して…”
で終わるのね……。
しかも、今回は、ラストにもう一度、“赦して…”って歌うの。
 
すごい終わり方する曲なのね……と6年越しに改めて思ったのでした……。
 
-MC-
 
AKIHIDE「星の〇▼※◇…でした!」
 
AKIHIDEさん 鬼噛む。
 
AKIHIDE「噛みやすいんだよこのタイトルーーー!!!
 
AKIHIDEさん。
タイトルつけたのはおそらくあなたです笑
 
AKIHIDE「ほしのきょうそうきょく!ありがとうございました!」
 
ありがとうございました!笑
 
AKIHIDE「最近噛みやすくておかしいんだよ。
飲むともっとやばい!
噛みまくりまくりすてぃ!笑」
 
とつぜんの噛みまくりまくりすてぃめっちゃ笑った笑!
Twitterのトレンドで話題になってすぐだったしね。AKIHIDEさんTwitter見てるのかな笑
 
AKIHIDE「(飲むと)自分でも何言ってるかわからないときあるの。
カツゼツよく言っていきたい」
 
お酒には気を付けてくださいね…?
 
チューニングしながら話してるから目線が足元のAKIHIDEさん。
 
AKIHIDE「子どもの頃にね……人の目を見て話しなさいって教わったと思うけど……今チューナー見てるから下観ててごめんなさいね。
ナイロンの弦のギターを使ってるんだけど、昔は腸。動物の腸を使っていたんだって。」
 
えええ(*゚д゚*)初耳……。
 
AKIHIDE「ナイロンの弦って張り替えてから3日くらいは音が安定しないの。
ナイロン弦は張ったばっかの時はぶよぶよでね。
ちょっと時間がなくて、3日くらい前に張り替えたからまだ安定してなくて。
でも、今はばっちり(チューニング)揃ってますんで。
…こんな風にね、どうでもいい話も盛り込んで、織り込んでいこうと思ってますので!」
 
AKIHIDEカウント的にはこれでも「噛んだ」カウントらしい。
盛り込んだ、って言った後に運命の糸とかけて「織り込んだ」って言いなおしたのかと思った~
 
AKIHIDE「今日は噛む日!
いいの。今日は噛むために来てるから!
 
噛むために来てる笑
 
AKIHIDE「(噛むのに)慣れてね!
次の曲は『星の狂想曲』と違ってね、よーくやってます。
バンドの時もピアノ2人の時もありました。
『Namida』という曲なんですが、この曲を作った時、胸の奥の悲しみや苦しみを涙で流してしまおう、という気持ちで作りました。
あったかい曲です。
一度、想い出プラネタリウムの時かな、1人でやってるんですけど、その時はサイズが短かったんです。今日はフルサイズで聴いてもらいたいと思います」
 
最近涙を流した話、を2ndでもしてくださって。
 
AKIHIDE「最近何に涙を流したかなって、1stでも話したんですけど。
みなさんからのメールやお手紙をいただくとね、こう、感極まって、涙を流してしまうことが結構あるんですよね。
手紙の言葉、もちろんメールも、どの方にとってもひとつの“作品”だと思うんです。
伝えたいって気持ちで綴っていただいてるんだと思うんでね。
なかなかお返事を書いたりはできないですけど、それを音楽を返すのが自分の仕事だと思っているので。
もちろん、こうやってきてくださっているみなさんの笑顔も作品です」
 
ファンからのメールや手紙を“作品”と言ってくださるだなんて……。
 
なんて素敵な感性なんだろう。
すごく感動しました。
AKIHIDEさんには、どうしても「届いてない」って思ってしまいがちだけれど笑、きちんと届いてるのだなぁと。
  
AKIHIDE「それでは次の曲。『Namida』」
 
5.Namida
 
ほんとに音階に聞こえる曲なので、ほんとにこの音合ってんのかよと思ってブラウザピアノで確認してみたら、やっぱり音合ってた。笑
昔音階に聞こえてた曲はずっと音階に聞こえるんだね。
 
心に染み入る、普遍的なメロディーを感じる曲だなぁと思う。
 
-MC-
 
AKIHIDE「『Namida』でした」
 
AKIHIDEさんのガット、ヘッドの縁にすごく奇麗なゴールドの装飾?金具?が取り付けられていて、見入ってしまった。
 
AKIHIDE「Lapis Lazuliツアーくらいの頃に、オルゴール作りましたね!
俺も今でも使ってるんですけど、開けると
てぃてぃてぃ てぃてぃてぃん♪って鳴るんですよ笑」
 
何より「Namida」のメロディの表現が
てぃてぃてぃ てぃてぃてぃん♪
なのに笑った笑w
てぃ なんだ!笑
 
AKIHIDE「夜中も鳴るんだなぁって笑
俺がねじ巻いてるんだけどさ!
おもしろいなと思って。
オルゴールを開ける度に、自分で作った曲を聴かされる笑」
 
てぃてぃてぃ てぃてぃてぃん♪笑
 
AKIHIDE「NAKED MOONツアーはちょうど1年前くらいのツアーですよね。
NAKED MOONとして最初のツアーで、ギターだけでみなさんとライブを創れるのがうれしくて、楽しくて。原点に帰れたようなツアーでした。
1人という形に挑戦できました。
そんな最初のNAKED MOONのきっかけになったのが『機械仕掛けの遊園地』という作品で。そこから1曲、『ブリキの花』」
 
6.ブリキの花
 
イントロのリフの前にちょっと違う前奏がついてた。
 
カポが2フレット目。(これメモしてるから書いてるけどもしコピーの参考にされる方がいらしたらまちがってたらごめんね)
 
ぱちん♪の指も去年どおり。
 
2番のAメロに入る時にちょっと演奏が止まりかけてひやっとする瞬間があった。
ほんとにたった一人で生み出される音楽を聴いてるんだな、って思う。
 
ちょっとひやっとするような瞬間を見ると、ほんとAKIHIDEさんのギターと歌を聴けているのは、AKIHIDEさんが生きてらっしゃるだけじゃなくて、心身ともに健康だからこそなんだな、って思ってしまう。
ほんとに奇跡の上で成り立っている時間なんだな。
  
7.朝顔のマーチ
 
そのまま「朝顔のマーチ」へ!
 
今回は1st参加組がちょっと「ふふふ」ってなってて、1stほどのハイスピードにはならなかった笑
 
-MC-
 
AKIHIDE「あー!あぶなかった!
ありがとうございました!もうどう転ぶかわからない!
1st来ていただいた方は分かると思うんですけど、1stはすごいスピードになってね、手がもげるかと思いました笑
おもしろかったわぁ~笑」
 
かわいい笑
 
AKIHIDE「落ち着きつつ……今回“星追いの少女”というタイトルなんですけど、前回のNAKED MOONの絵がね、今回は黒髪になって“星追いの少女”になってるんですけど。
どういう意味?と思われる方もいらっしゃると思います。
1月15日に7枚目のアルバム『星飼いの少年』をリリースします。
その後に『星飼いの少年』というタイトルのジャズクラブツアーをやって、その時はみのっくとすなぱんと3人で回ります。
『Amber』の時も3人だったんだけど、あの時は同期やキーボードの音が入ってたので、3人だけの音で演奏するのは今回が初めてのスタイルで、また挑戦になります。
音源も3人で作ってます。
去年の初のNAKED MOONでは、アコースティックでシンプルに伝えて、ギターの音ももっと洗練させていかないといけないな、と思わされたツアーでした」
 
めっちゃストイックだなぁ。
 
AKIHIDE「NAKEDMOONがあって、もっとこのスタイルを突き詰めていきたい、というきっかけになりました」
 
昨年の「NAKED MOON」が「星飼いの少年」の制作のきっかけになった、ということをお話されていた。
すごいなぁ。経験がインスピレーションを生んで、また創作の泉が湧くきっかけを生んでいるのね。美しい好循環。ほんとにすごいや。
 
AKIHIDE「CDについているコンセプトストーリーブックも紙に絵を描いて、立体のアートを作りました。
星を追いかける少女が星飼いの少年と出会って物語が展開していきます。」
 
ここから、“星追いの少女”に込められた想いを語られていました。
 
AKIHIDE「星の輝きは、夢や愛、鳴りたいものや憧れの象徴だと思います。
僕にとっての星はみなさんと会うこと。そのために星を追いかける、追いかけに行こうと思ってこのタイトルをつけました。
そして、みなさんにとってもライブや作品が、小さくても星、希望のような存在に鳴れたらいいなと思っています」
 
あまり俗な言葉は使いたくないけど、「追っかけ」って言葉がある通り、「追う」って、一般的には、「ファンが」「アーティストを」、という意味で使うと思うんですよ。
それを、ご自身が「追う」とおっしゃるAKIHIDEさんの懐の深さですよ。
すごいなぁと思って。
 
メールやお手紙は作品、というお言葉もそうだけれど、
 
AKIHIDEさんの感性が慈愛に満ちていて眩しいです。
 
AKIHIDEさんは人の姿を借りたかみさまなのではないか……って思ってしまうくらいです。すごいなあ。
すごいなあしか言葉が出てこない。
 
AKIHIDEさんはほんとに同じ地球上の日本でお暮らしの方なんだろうか……。笑
ライブの時だけ日本に来て、普段はやっぱり月の裏にできた何処か遠くの遥か近い場所にお住まいなのでは…?と思ってしまいますね。
 
AKIHIDE「『星飼いの少年』は『星追いの少女』のアンサーソングで。
昨日Twitterで星のナミダくんが僕を盗み撮りして、1フレーズ撮ったのを流しやがったんですけどね。笑
盗み撮りとか言いながら俺もカメラアングルばっちりなんだけど。笑
毎週金曜日に更新していくので楽しみにしていてほしいなと思います。
それでは『星飼いの少年』」
 
8.星飼いの少年
 
3カポ。
 

 
弾き終わったら、カポを取って、
 
AKIHIDE「最後に贈ります。『ありふれた物語』」
 
9.ありふれた物語

「前の方にいたら泣かない」
というこれまでの経験を覆すことになってしまった。
 
桜色の照明。
最後の桜も、桜舞い散る中ほおばるかき氷も、運命も、悲しすぎる。
 
もう滝のように泣いて泣いて、ぼたぼた涙が落ちて止まらない。
 
でも。
2回目を聴いていて初めて、
「これは、運命を、受け入れる曲なんだな」と、気づいた。
 
AKIHIDEさんにとっての運命は、
出逢えた奇跡を喜ぶことではなくて、
抗えない未来を受け入れること、なのかもしれないなと思った。
 
世の人は、その「運命」を「うんめい」ではなく「さだめ」と読むことが多い気がする。
 
世の中の「運命(さだめ)」が、AKIHIDEさんにとっての「運命(うんめい)」なのかなと思う。
 

 
でも、ガットの音はあったかくて、おひさまの色に聞こえるから、AKIHIDEさんの後ろに、青空が見える気がしたよ。
 
-EN-
 
2ndではパーカーをお召しになって登場。
 
AKIHIDE「パーカーかわいいでしょ。
後ろ(フード)にツアーのね」
 
・・・・・
 
(後ろ向いてフードの文字を見せようとする沈黙)
 
AKIHIDE「………詳しくは実物を見てね!」
 
手にはナミダくんストラップ。
 
AKIHIDE「ひさびさにナミダくんストラップを作りました」
 
そうなの?(ずっと買ってない人)
 
AKIHIDE「よいっしょー(袋を開けてる)
これ何個目なんだろ。ナミダくん。すごいよね、
星追いのナミダくんということで。
目が月になってて。これがいいのよ。見えないと思うけど!目が赤なのがポイントだから。かわいい。」
 
かわいいね!
 
AKIHIDE「今回ジャケットも赤い星でね。ピンクの衣装を着てたり、以外と思われた方もいらっしゃるんじゃないかなと思ったんですけど。
意外性を見せていきたいなと思って、これまで使ってこなかった強い色ということで赤を使いたいなーとこうなりました。
赤がテーマになってます。
この帽子、ジャケットの帽子なんだけど、赤い糸が縫ってあったりして。
ストーリーにも赤が裏テーマとしてあってね。
自分の物語、アルの物語として、心の奥深くに届いたらうれしいなと思います」
 
“自分の物語”ってメモにはたしかに書いてあるけどちょっと文脈不安なのでニュアンスで読んでください!
 
AKIHIDE「あと新しい挑戦としてね、アルバムの予約特典会をライブの後にやります。
アルバム(噛む)」
 
ほっぺぺちん!
 
AKIHIDE「今日は噛む日だからいいの。
直筆サインを書かせていただいたので、ライブの後に買ってみようかなって方はぜひ予約してください」
 
ライブの後にお話ができるのってやっぱりうれしくて、毎回買ってしまいそうだなぁ……。
発売の時にもイベントあるのかな。またTalking Wonderlandみたいなイベントがあったらうれしいなぁ。
 
AKIHIDE「さあ、今回は横浜が初日ということでね。
前回は八王子から始まったんですよね。でも、横浜という場所は10代の頃にまさしく夢を描いていた場所で、横浜にはすごい出入りしてたし、イベントもいっぱい出てました。
いい思い出も、悪い思い出も………いい思い出も。ありました」
 
いいことを最後に持ってくるのがAKIHIDEさんらしい言葉選びだなと思った。
 
AKIHIDE「(良いこと悪いこと)イーブンです。
またこうしてNAKED MOONを始められてうれしいです。
次はひさびさの曲です。」
 
月の舟、6カポくらいなのよね。
 
AKIHIDE「さっきまでナイロン弦だったんだけど、これはスチール弦の通常のアコースティックギターを使ってます」
 
ギター掲げてくれてた。
 
AKIHIDE「弦が鉄でできてます。楽曲によってギターを変えてるんだけど、スチールとナイロンだと、音の響き方が違うので、そういうところも楽しんでみてください」
 
1.月の舟
 
「月の舟」の最初のコードと、「星飼いの少年」の最後のコードがちょっと似てるな~って思う。でもカポの位置は全然違うか。
 
すごくキラキラした音色が印象的。
旅に出る前の不安と期待が音で描かれていて素敵だなあって思う。
「Aurora」が大好きだからすごく同じ気持ちになる。
 
最後は、アコギを何度も叩いて音を響かせて。
 
いつものリズム刻むときの音じゃなくて、ぼーん…ぼーん…って余韻を残しながら叩いてて。
 
叩いた音の響きを確かめるかのように何度も叩いてたのが印象的だった。
 
-MC-
 
AKIHIDE「次で最後の曲です。
20年前に作って、ずっと一人で歌っていた曲です。
作品になる日が来るとは思ってなかったんだけど、この曲が次のアルバムで入ることで、道が開いて進んでいったような曲です。
このアルバムに出会うために、待っていてくれたのかな?と思います。
『青空』」
 
2.青空
 
ガットの音色はあったかいなぁ。
 
「ありふれた物語」ショックが強すぎて「青空」の時はいつもなんだか冷静に聴いている気がする。
 

 
最後、
「みんなの明日が素晴らしい青空でありますように!」
って言って、AKIHIDEさんははけていった。
1stでも言ってた。
 
*********************************************
 
AKIHIDEさんの刹那的な世界観は20代前半の時から一貫しているものなのだと思うと、時の重みを感じて、1回息を深く吐いてしまうね………。
 
なんていうか、その歴史の半分くらいはリアルタイムで観てきているもので、気づけば12年経ってました感が強いし、昔からずっとそうだなって思ってたんだけど。
 
こうして改めて、振り返って時の重みを知る時、底が見えない谷を上から見下ろした時のような感覚に陥る。
 
ここからは決して見えない谷底が確かにあるから、今の景色はあるんだな、と思うの。
今のご本人はすごくお元気なんだけど。笑
 
お渡し会の時、並んでたら、前の方の方に向かって、AKIHIDEさんが
「大丈夫だよ!大丈夫だから!」
って「大丈夫」を連発していらっしゃるのが聴こえた。
 
その方がどんなお言葉をかけられたのかはわからないけど、
「大丈夫ですか?」って言いたくなる気持ちは、すごーくよく分かったし、
AKIHIDEさんが「大丈夫だよ!」って言ってたから「大丈夫なんだな」って思うことにしました。
 
月のナミダくんは盗み撮りの「テイ」だけど、これわたしは完全に盗み聞きだな…すみません。
AKIHIDEさんの「大丈夫だよ」しか聞こえてないのでゆるしてください。
 

 
ライブ中もずっと、特典会の一言に何を込めるか頭の片隅でずっと考えていて。
 
考えた末に、
「ありがとうございました。AKIHIDEさんにとって、桜ってどんな花ですか?」
って聞きました。
 
そうしたら、
「せつないね。胸がきゅんとするね」
って、すごーく朗らかなお顔で目を見て言われて、わたしがせつなくなりました……。
 
そうよねえ……。
AKIHIDEさんが桜を見るとせつなくなる理由は、その全部じゃないかもしれないけど知ってるし、わかっているけど、せつないなって思う気持ちは止められない…。さみしいな。
 
その後もひとりでずっといろいろ考えて、いろいろ思ったことがあるのですが、これは胸の内に留めておこうと思います。
 
1stでAKIHIDEさんが、
「経験によって音楽の感じ方も変わる」
とおっしゃっていましたが、これからの時間の中で、少しでも、桜にいい思い出がAKIHIDEさんに生まれたらうれしいのになぁ……と、願わずにはいられなかったわたしでした。
わがままでごめんねっておもうし、理解できない人もいっぱいいるだろうなあって、おもう。
 
*********************************************
 
こんな感じで始まったNAKED MOON2!
 
次は明日の大阪!楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))
 
ご覧いただいたみなさま、ありがとうございました!
 
最後に、「戦場のメリークリスマス」のレポを書いているときに調べていて出てきた、坂本龍一さんの記事を参考文献として載せておきます。
 
www.musicvoice.jp