*SAKULIVE*

15歳の夏から続く、with BREAKERZな人生の軌跡。

SIAM SHADE“LAST SANCTUARY”atグランキューブ大阪

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2016.10.10(Sat)
SIAM SHADE“LAST SANCTUARY”
atグランキューブ大阪
 
行ってきました(((o(*゚▽゚*)o)))
 
SIAM SHADEを初めて目撃したさいたまスーパーアリーナから今月で丸5年。
 
思えば、SIAM SHADEを好きになった高校生の時は、最初の武道館の復活すら終わっていて、SIAM SHADEだなんて永遠に観ることのできないバンドだと思っていました。
それが、2011年から4回も観ることができた。
幾度もの復活劇がなければ、今も解散後新規の夢は叶っていませんでした。
 
SIAM SHADEは、今回で「完結」だと発表しています。
 
でも、これまでのSIAM SHADE人生に悔いはありません。
現世では「せつなさよりも遠くへ」を全部聴けることはなかったけれど、それもまた人生。
 
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SIAM SHADE
ほんとーーーーーーーに、かっこよかったです。
 
やっぱりDAITAさんのギターはすごい。
今日前方だけれどもバチバチの上手でどうしようかと思ったんだけど、めっちゃ聞こえたよかった!
DAITAさんはどんな環境でも“DAITAさんの音”を轟かせる魔法を持ってるに違いないなと思った。本当に奇麗な音。
 
淳士さん、ドラムソロで鼻かんでたけど(笑)体調不良を全く感じさせないパワープレイだった。
鼻かんでるときもずっとバスドラは踏み続けていてほんと、プロってすごい。(でも無理はしないでね)(おだいじに)(ゆっくりやすんでね)
ツーバスドコドコの迫力は凄まじいし、パワフルなだけじゃなく繊細な音色も、淀みなく美しい。もはやアート。音色職人。本当に奇麗。
 
DAITAさんも淳士さんも、本当に音が奇麗で意味分からんかった。
前方にいたとはいえグランキューブは広いのに、ホール特有のあのほわほわ感がなくって、奇麗に音が届いてきていて本当にすごかった。奇麗だった。
 
そして、やっぱり全員の音が合わさった時の奇跡の結晶感がすごい。
世界でふたつとない尊い音を聴いている、って思う。
 
「NEVER END」のイントロが始まった時の、すごすぎて膝から崩れ落ちそうになる感覚。
そこからのなっちんのベース。かっこよすぎる。しぬ。
思えば、さいたまの時も「Why not?」で同じ感覚になった。
そういう、日常ではまず味わうことのない凄まじい感覚を、SIAM SHADEは音だけで呼び起こすから本当にすごいよ。
SIAM SHADEは音で人を殺せてしまうと思う。
 
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ライブを観るまで、正直、武道館を埋めるための最後最後詐欺なのだと思っていました。
復活したバンドが継続的に活動を続けていくこの時代の流れの中で、「完結」だなんて似合わない。
 
そう思っていました。
 
昨日のライブで、いちばん、印象的だったのは、「Life」でした。
好きな曲、ということもさることながら、「完結」なんだということを納得せざるを得ない瞬間だったから。
 
イントロの同期の音からもう違いました。
この曲に限らずですが、全体的にキーを下げていました。DAITAさんのギターも違う。
キーを下げて、歌えてたならいい。
 
もう、栄喜ほんと声出てない。
 
KAZUMAさんとのハモりのところは、栄喜が声出てなさ過ぎて、全然聞こえない。
栄喜の声をずっと主旋律に聴いていたわたしは、KAZUMAさんの声しかほぼ聞こえない「Life」が違和感の塊でしかなくって、悲しかった。
 
2011年のさいたまから、復活の度に感じていたことではあったけれど、これまでより、もっと出てない。
楽器陣は輝きを増してすらいる。そのコントラストが悲しい。
なぜ「完結」なのか?
理由はわからないけど、わたしの中で、完結を選ぶ理由が納得できてしまった。
 
もう、わたしたちの愛したLifeは死んでしまったのだなと思った。
 
ライブがある限り音楽は生き続けていく。
そう疑いなく信じていたけれど、やっぱり永遠なんてなかったのだと痛感した。
 
わたしの好きなボーカリストって、ハイトーンが持ち味のボーカリストばっかりで。
そのさん、たざわさん、そして、今、療養しているyasuの姿が脳裏に浮かんで、なんだかもうすごくつらかった。
 
ライブをしてくれさえすれば、音楽は、当時よりもより輝く。
 
そう思っていたし、今までの復活劇はそうなることが多かった。
 
でも、そうじゃないんだ。
人は生きてく限り老いていくんだ。
ハイトーンは永遠じゃないんだ。
そう、痛感しました。
 
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もう終わってしまうのかもしれないけれど、幾度もの復活の中で、好きな曲をたくさん聴くことができたから、もうわたしのSIAM SHADE人生は悔いなく終わることができました。
 
ありがとうございました。
 
一度きりしかない人生で、こんなにも素晴らしいバンドのライブに4回も行けたことを、本当に幸せに思います。